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2020年12月24日

~コロナウイルスによる企業への影響~
感染拡大をしている新型コロナウイルスによって多くの企業が事業の縮小や休業など、様々な影響を受けているのが現状です。
しかし、具体的に企業が新型コロナウイルスによってどのような影響を受けているのかよく分からないという方もいるかと思います。
今回はわからないという方のために新型コロナウイルスが企業に与えている影響とその現状などをお話していきます。
【まずはコロナウイルスを知ろう!コロナ基礎知識!】
新型コロナウイルスの潜伏期間は14日間だとされており、平均では4〜5日程度で発症するようです。
通常、新型コロナウイルスが発症すると主に以下のような症状が現れるといわれています。
- 37.5度以上の発熱
- 咳やくしゃみ
- 息苦しさ
- 倦怠感
- 嗅覚・味覚障害
重症化すると肺炎や呼吸困難に陥るおそれがあります。
若い方も重症化した場合は死に至る可能性もあります。
ただ、人によっては新型コロナウイルスに感染しても上記のような症状が現れず、少し体調が悪い程度にしか自覚できない無症状になる場合も確認されており、注意が必要になります。
自分も、もしかしたらという気持ちで日々過ごさないといけないですね!
また、現時点で判明している新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染の2種類があります。
それぞれの意味は以下のとおりになります。
【飛沫感染】
新型コロナウイルス感染者による咳やくしゃみなどによって飛び散った飛沫(ウイルスを含んだ水分)を鼻や口から吸い込んで、感染することです。
現時点では飛沫の最大飛距離は約2メートルであり、それ以上離れていれば感染しないと考えられています。
【接触感染】
新型コロナウイルス感染者の飛沫に手で接触し、その状態で目・鼻・口などの粘膜に触れると感染することです。
エレベーターの押しボタンや電車のつり革など不特定多数の方が箇所には十分に注意する必要があります。
【新型コロナウイルスによって受ける企業の影響】
日本商工会議所が3月21日に発表したものによると、中小企業の2,037社のうち92.1%が新型コロナウイルスの影響を受けている(長期化した場合の懸念も含む)ことが明らかになりました。
また帝国データバンクが2020年4月20日に発表したものにによれば、全上場企業(3,778社)の4割超(1,602社)が新型コロナウイルスによって、休業やイベントの延期・中止など様々な影響を受けていることが判明しています。
具体的に新型コロナウイルスは企業にどのような影響を与えているのか。
主には以下の影響を及ぼしています。
- 売上の減少
- 事業の縮小や休業
- 営業活動の機会損失
- 在宅勤務など働き方の変更
- 採用活動の停滞 など
皆さんの記憶にも新しいもので言うと、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って2020年4月7日に発令された5月6日まで(現時点)の緊急事態宣言による外出自粛や休業などが要請されており、これによって多くの企業が損失を被っている傾向があります。
また新型コロナウイルスの感染拡大が長期化すると企業は、さらに深刻な被害を受けるおそれがあり、V字回復に向けた早急な経済対策が求められているのです。
ただし、特需によって一部業界の売上は増加傾向にあり、例えば以下の業界では売上が伸びています。
- スーパーマーケット
- コンビニエンスストア
- ドラッグチェーンストア
- マスク製造メーカー
- 自転車販売店・メーカー など
自転車販売店・メーカーの売上が伸びていることに関して不思議に思っている方もいるかもしれませんが、業務上の都合などオフィスへ出社しなければならない方が満員電車やバスによる通勤を控えるために自転車での通勤に切り替えているという感染対策がされているのが要因となっています。
【新型コロナウイルスの影響を少しでも回避するために事業活動を工夫する企業】
前述した新型コロナウイルスによる影響を少しでも減少させるために、様々な工夫を行う企業も増えています。
例えば外出自粛要請によって顧客が減少していたタクシー業界では、特例で国土交通省の許可が得られれば、2020年5月13日までは食料や飲料などの宅配サービスを個人タクシーを含むタクシー事業者が行えるようになっているのです。
この背景としては飲食店の営業自粛に伴って食料品の宅配を望む声が多く上がり、これに対してタクシーを活用できないかという提案があったためだそうです。
また緊急事態宣言に伴ってイベントの自粛も推奨されていますが、新型コロナウイルスの影響を受けないオンラインでセミナー・イベントをライブ配信する企業も多くなっています。
今回は新型コロナウイルスが与えている企業の影響やその現状などをまとめました。
- 新型コロナウイルスに感染しても症状が自覚できない無症状となる場合がある
- 新型コロナウイルスの影響で悪影響を受けている企業が多いが、特需によって売上が増加傾向の企業もある
- オンラインの活用やサービスの変更など工夫する企業もある
みなさんも適切に新型コロナウイルスの状況を把握し対策を行いましょう!!
【最後に転職を考えている方へ】
転職を考えている方は、自分が働こうとしている業種がコロナウィルスによってどのような影響があるのか、転職をしても大丈夫なのかをしっかり見極める必要があります。
自分に資格・スキル・経験がある方は転職をしても大丈夫だと思いますが、そうでない方は今は転職の時期ではないと個人的に感じています。コロナが落ち着くまで今の会社で自分を磨き成長させ、コロナ終息後に転職活動をすることをお勧め致します。